思案と思弁

日記やらエッセーやらを載せていきます。

Twitterから遠く離れて

 今年に入ってからTwitterの不具合が相次いでいることは、インターネットに常駐している人々にとっては(僕も含めて)周知の事実だろうけど、「避難先」についての共通認識だとかコンセンサスだとかいったものはいまだ形成されていないように思う。

 だいたい一つのプラットフォームに依存するのは、たとえ運営体がまともだったとしても危ういものだ。しかし今になってもそうした話が現実的な効果を持ち得ていないことは、2010年代のTwitterがいかに信頼されてきたか、ということの証左でもあり、また依存されてきたか、ということの証左でもあるように思う。

 ……とまあ小難しいことを書いたが、更新されないTLを目にして、まず僕の脳裏に浮かんだのはミーバースのことである。

 ミーバースニンテンドーがかつて運営していたSNSだ。ゲーム専用の、若年層でも利用できるSNSと銘打って発表されたこれは、若年層の過密ゆえの治安の悪さや、運営体の混乱で解体を余儀なくされた。当然、当時僕もこのサービスを利用していたのだが、子供ながらに「サービス終了」の経験、とりわけSNSの消滅を経験したことは、心に深い影を落としたように思う。

 SNSの消滅とは、人間関係を一瞬のうちに消滅させかねない重大な事態だが、しかし、同時に十分に起こりうる事態でもある。ミーバースを利用していた人は、こうした言及にきっと共感してくれることだろう。

 

 ここにこうした文章を──とりとめもない文章を書きつけている理由はその辺りにある。要するに僕はなんというか、避難先をブログにできないか、と考えているのだ。この形式を僕はそれなりに気に入っている(ルビも打てるしね)。

 一番の問題は、あまりに筋道を立てずに書くものだから、文章が読みにくいということだろうが、これは致命的だ。まあそれ以外にも、そもそも検索になかなか引っ掛からなかったりするというものもあるが……